【概要】
理想の貢献と組織変革のアクション導出ワークショップ
参加者:15名
WSファシリテーター/コーディネーター:五十嵐啓太
組織の中核を担う社員を対象に、
仕事を通じて提供したい「本質的な価値」をメインテーマとし、
個人のエンゲージメント向上と組織課題の発見を同時に行いました。
【ワークショップの流れ】
1. 仕事の「理想の貢献」を定義する
「もし、予算やルールの制約が一切なかったとしたら?」という問いかけからスタート。
顧客や同僚に対し、自分が心から提供したい「価値」「働きかけ」をブロックで表現し、
各々が、相手にとってどんな存在でありたいか。仕事の本質的な意義を共有しました。
2. チームで描く「理想の風景」
参加者全員の「理想の貢献」モデルをテーブルに配置し、関係性を探求しました。
「システム品質の向上」や「外部への積極的な発信」など、互いの強みがどう補完し合えるかを可視化し、チームとしてのビジョンを共有しました。
3. 「現在地」の直視と共有
「理想の貢献」モデルに対し、今の自分の状態(現在地)を作成していきます。
「順調に進んでいる」「停滞している」「諦めかけている」など、
言葉では表現しづらい現状を、ブロックを使い客観的かつ率直に共有しました。
4. 理想を阻む「ブレーキ」と「向かい風」の探索
理想と現実のギャップを生んでいる要因を深掘りしました。
まずは「個人レベルで感じているブレーキ(自信、スキル・権限不足など)」、
次に「組織レベルの向かい風(分断、仕組みの欠如、権限の問題など)」を
それぞれモデル化し、課題を構造的に洗い出しました。
5. 未来への「小さな一歩」と「組織の追い風」の導出
一連のセッションを踏まえ、「明日からできる小さな一歩」と
組織に求める追い風(制度、文化、ルールなど)を各自で導出しました。
※画像はイメージです。
【参加者様のご感想】
レゴを通して表現することで、自分の言葉にできていない想いを形にできたり、深く考えるきっかけになりました。
同じテーマでも人によって作られるものが全く異なり、他グループの考えやビジョンを知ることができて大変勉強になりました。
LEGOを通すことで、リラックスして本音を伝え合えたと思います。
課題がどんどん切実で重たくなっていきましたが、それだけ真剣に向き合えた証拠だと感じます。
【担当者より】
本ワークショップでは、普段の業務では蓋をしてしまいがちな「理想」と「現実的な課題」の双方に深く切り込みました。
印象的だったのは、後半にかけて組織課題(向かい風)が可視化され、場の空気が真剣そのものになった点です。
そこから逃げずに「組織への提言(追い風)」まで昇華させたことで、
参加者の皆様が当事者意識を持って未来のアクションを語る姿が見られました。
個人のキャリア自律と、組織開発のヒントを同時に得たいとお考えの企業様におすすめのプログラムです。
ぜひお気軽にご相談ください。
※「レゴ」「LEGO」「レゴブロック」はすべてレゴ社の知的財産です。